「うちの子、たまにワンワンって吠えるんです…」
フクロモモンガを飼っている皆さん、この経験、ありませんか?あの小さな体から、まるで子犬のような大きな声で「ワンワン!」と鳴き声が聞こえてきたら、「え、どうしたの!?」ってびっくりしちゃいますよね。初めて聞いた時は、もしかしてどこか体調が悪いのかな?それとも、何か怖いことでもあったのかな?って、不安になった飼い主さんも多いはず。
でも大丈夫!フクロモモンガの「ワンワン鳴き」は、決して珍しいことじゃありません。むしろ、彼らの大切なサインなんです。この記事では、この不思議な鳴き声の原因を、フクロモモンガの気持ちになって徹底解説します。そして、飼い主としてどうすればいいのか、具体的な対処法も紹介しますね。これを読めば、もうワンワン鳴きを聞いてもパニックにならず、もっと愛しい存在に感じられるようになりますよ!一緒に、フクモモちゃんともっと仲良くなりましょう!
フクロモモンガの「ワンワン鳴き」ってどんな声?
フクロモモンガの魅力の一つは、その愛らしいルックスと、たまに見せるユニークな行動ですよね。その中でも特に飼い主さんを驚かせるのが、あの「ワンワン!」という鳴き声です。
子犬のような大きな声にびっくり!
初めて聞くと、本当にどこかで子犬が鳴いているのかと勘違いするほど、大きくてしっかりとした声で鳴きます。「キャンキャン」というよりは、「ワン!ワン!ワン!」と断続的に吠えるように聞こえることが多いです。夜行性のフクロモモンガなので、たいていこの鳴き声は、私たち人間が寝静まった夜中や明け方に聞こえてきます。静まり返った部屋に響き渡るその声に、「何事!?」と飛び起きた経験がある人もいるかもしれませんね。

ワンワン鳴きは「警報」のサイン!
フクロモモンガは、野生では集団で生活する動物です。彼らにとってこの「ワンワン鳴き」は、群れの仲間に対して「大変だ!」「何かおかしいぞ!」と知らせるための警報の役割を果たしています。つまり、フクロモモンガがワンワン鳴いている時というのは、彼らが何かしらの不安や危険を感じている、と考えて間違いありません。私たち飼い主にとっては驚きの声ですが、フクモモちゃんにとっては生きるための大事なコミュニケーションなんですね。この声のSOSサインをしっかり受け止めてあげることが、飼い主さんの最初のステップです。
なぜうちの子は「ワンワン」吠えるの?原因を徹底解剖!
では、具体的にどんな時にフクロモモンガは「ワンワン」と鳴くのでしょうか?彼らが不安を感じる3つの主な原因を見ていきましょう。
「寂しいよ!仲間はどこ?」→ 孤独や仲間を呼ぶサイン
フクロモモンガは、前述の通り群れで生活する動物です。そのため、一匹だけでいると強い孤独感を感じてしまうことがあります。特に、複数飼いしていたのに一匹になってしまった場合や、飼い主さんとのスキンシップが極端に少ない場合に、この鳴き声を発することがあります。
彼らにとって、この鳴き声は「ねぇ、みんなどこ?」「誰か応答して!」という仲間を呼ぶSOSなんです。野生ではこの声を聞いて仲間が駆けつけたり、安否を確認したりするのでしょう。もし飼育環境で一匹だけでいる時間が長い場合は、この寂しさからくるワンワン鳴きかもしれません。
「怖いよ!あっち行け!」→ 危険を知らせる・威嚇のサイン
フクロモモンガが一番ワンワン鳴く原因として多いのが、この「危険」や「威嚇」のサインです。彼らは繊細な動物なので、私たち人間から見たら何でもないことでも、彼らにとっては大きな脅威に感じることがあります。
- 見慣れない物音や振動: 外を走る車の音、工事の音、大きな雷、家族のくしゃみや話し声など、突然の大きな音。
- 見知らぬ人や動物の気配: 来客があった時、他のペット(犬や猫など)がケージに近づいた時。
- ケージ内の変化: レイアウトを変えたばかり、新しいおもちゃを入れた時など、自分のテリトリーに変化があった時。
彼らはこれらの異変に対して「侵入者がいるぞ!」「危ないぞ!」と仲間に警告し、同時に「これ以上近づくな!」と威嚇しているんです。この時のフクロモモンガは、耳をペタンと倒し、警戒心マックスの状態になっていることが多いです。

「お腹すいた!」「暑い(寒い)!」→ 要求や不満のサイン
実は、ワンワン鳴きは「何かをしてほしい!」という要求や、「今の環境は気に入らない!」という不満を表していることもあります。
- 空腹: お腹が空いているのにご飯がまだもらえない時。夜行性なので、活動時間になって「ご飯の時間だよ!」と訴えていることも。
- 環境の不満: 部屋の温度が高すぎる(暑すぎる)または低すぎる(寒すぎる)と感じている時。フクロモモンガは温度変化に敏感です。
- 遊びたい: 飼い主さんに構ってほしい、遊んでほしいというアピール。特に、普段からスキンシップが多い子だと、構ってもらえない寂しさから鳴くことがあります。
この場合の鳴き声は、前の2つに比べると、頻度が少なめだったり、鳴き方が少しソフトだったりすることがあります。日々の生活リズムと照らし合わせて、フクモモちゃんの訴えを読み取ってあげましょう。
「ワンワン!」への飼い主さんの正しい対処法
フクモモちゃんがワンワン鳴いているのを聞くと、ついつい焦ってしまいますが、ここは飼い主さんが冷静になることが大切です。間違った対応をしてしまうと、かえってフクモモちゃんの不安を大きくしたり、鳴き癖をつけてしまったりする原因にもなりかねません。
Step 1: まずは「原因」を探る!
ワンワン鳴きが始まったら、まずは何が原因かを特定しましょう。
- 環境のチェック: 外から大きな音が入っていないか、他のペットがケージに近づいていないか、部屋の温度は適切か(25℃前後が目安です)。
- 体調・ケージ内のチェック: ご飯は残っていないか、水は切れていないか、目立った外傷はないか、寝床は汚れていないか。
原因がすぐに分かれば、それを取り除くことが最優先です。例えば、外の音なら窓を閉める、他のペットなら近づけないようにする、温度が低ければ暖房などで温めるなど、物理的な対処をすぐに行いましょう。
Step 2: 危険や不安を取り除くための行動
- 声をかける: ケージに近づき、優しく声をかけてあげましょう。「大丈夫だよ」「怖くないよ」と、飼い主さんの声を聞かせてあげるだけで、フクモモちゃんは安心します。この時、大きな声を出すと逆効果なので、ささやくようなトーンで話しかけてあげてください。
- スキンシップ: 鳴き止んだら、優しくポーチやポケットに入れてあげたり、撫でてあげたりするスキンシップは効果的です。特に寂しさからくる鳴きであれば、飼い主さんの存在を感じさせることで、一気に安心感が増します。
- そっとしておく: 何かに警戒して鳴いている場合、すぐにケージに手を入れてしまうのはNGです。フクモモちゃんが「侵入者だ!」とさらにパニックになってしまう可能性があります。まずは少し離れた場所から優しく声をかけ、フクモモちゃんが落ち着くのを待ちましょう。
- 原因を隠す: もし、窓の外の光や、特定の家具に警戒しているようであれば、布をかけて視界を遮るなど、原因を取り除くか、見えなくしてあげましょう。

Step 3: 鳴き止んだら思いっきり褒めてあげる!
最も大切なのは、フクロモモンガが鳴き止んだ瞬間です。
- 鳴いている間は、過度な反応をしない: 鳴いている時にケージを叩いたり、「うるさい!」と大きな声を出したりするのは絶対にやめましょう。フクモモちゃんは「この鳴き方をすれば、飼い主さんが反応してくれるんだ!」と学習してしまい、鳴き癖がついてしまう原因になります。
- 静かになったら褒める: 逆に、静かにしている時や、鳴き止んだ直後に、「偉いね」「お利口だね」と声をかけたり、ご褒美のおやつを少しあげたりすることで、「静かにしていると良いことがある」とフクモモちゃんに教えてあげることができます。これは「ワンワン鳴きをしないこと」を褒めているわけではなく、「静かに落ち着いている状態」を褒めているという点がポイントです!
ワンワン鳴きを減らすための快適な生活環境づくり
「ワンワン!」というSOSをそもそも出さないように、日頃からフクロモモンガが安心して過ごせる環境を整えてあげることが、飼い主さんの最も重要なお仕事です。
ケージの設置場所を見直そう!
フクロモモンガが安心できるケージの場所は、ワンワン鳴きの頻度に大きく関わってきます。
- 静かで落ち着いた場所: 玄関やテレビのそばなど、人や物の出入りが多い場所、騒がしい場所は避けましょう。
- 直射日光やエアコンの風が当たらない場所: 温度変化はフクモモちゃんにとってストレスです。安定した温度を保てる場所に置いてあげましょう。
- 壁際や角: 常に背後が守られている場所は、彼らにとって安心感が高いです。ケージの一部にタオルや布をかけて、隠れられるスペースを作ってあげるのも良いでしょう。
定期的なスキンシップとコミュニケーション
寂しさからくるワンワン鳴きを防ぐには、やはり飼い主さんとの絆を深めることが一番です。
- 毎日決まった時間に構ってあげる: 短い時間でも良いので、毎日決まった時間に声をかけたり、おやつをあげたり、手に乗せてあげたりする時間を設けましょう。
- ポーチで安心させてあげる: 日中、寝ている間に飼い主さんの服の中のポーチに入れてあげるなど、体温や匂いを感じさせてあげることは、フクモモちゃんに絶大な安心感を与えます。
栄養と遊びで満足度アップ!
心と体が満たされているフクロモモンガは、不安を感じにくくなります。
- バランスの取れた食事: フクロモモンガ専用フードだけでなく、果物や野菜、昆虫など、彼らが喜ぶバラエティに富んだ食事を与えてあげましょう。お腹が満たされると、精神的にも安定します。
- 運動できる環境: 回し車やおもちゃなど、ケージの中で適度に遊んでストレスを発散できる環境を整えてあげましょう。運動不足もストレスの原因になります。

【補足】ワンワン鳴き以外のフクモモちゃんの声も知っておこう!
フクロモモンガは、ワンワン鳴き以外にも、色々な声で私たちに話しかけてくれています。これらの声も知っておくと、フクモモちゃんの気持ちがもっと分かりやすくなりますよ!
| 鳴き声 | 意味 | どんな時? |
| シューシュー(威嚇音) | 怖い!怒ってる! | 触られたくない時、病院で診察される時など、強い不快感を感じている時。 |
| ブーブー(ゴロゴロ) | 落ち着く、安心 | 飼い主さんに撫でられている時や、寝ている時など、リラックスしている時。 |
| チッチッ(小声) | 確認、挨拶 | 眠りから覚めた時や、仲間とコンタクトを取る時など、周りの状況を確認している時。 |
| バズ音(唸り声) | 興奮、交尾 | 発情期や、食べ物をめぐって仲間と興奮状態にある時。 |
特に「ブーブー(ゴロゴロ)」という声は、私たちでいう「ゴロゴロ」という猫の喉鳴らしに似ていて、フクモモちゃんが心から安心しているサインです。この声を聞けたら、飼い主さんとして最高の褒め言葉をもらったと思って良いでしょう!
まとめ
フクロモモンガの「ワンワン鳴き」は、初めて聞くと本当にびっくりしますが、これはフクモモちゃんが**「不安」や「危険」を群れの仲間や飼い主さんに知らせるための、とても大切なコミュニケーション**なんだということが分かってもらえたかと思います。
ワンワン鳴きが聞こえたら、
- 慌てず、まずは原因を探る!(寂しい?怖い?お腹空いた?)
- 優しく声をかけ、静かに見守り、原因を取り除く!
- 鳴き止んで落ち着いたら、たくさん褒めてあげる!
このステップで対応してあげることが、フクモモちゃんの安心に繋がります。
日頃から、安心できる環境を整え、毎日たっぷりの愛情とスキンシップで絆を深めてあげましょう。そうすれば、フクモモちゃんは「この家は安全だ」「飼い主さんがいれば大丈夫だ」と感じて、ワンワン鳴きの回数はきっと減っていくはずです。
フクモモちゃんの小さなサインをしっかり受け止めて、これからも愛情いっぱいのモモンガライフを楽しんでくださいね!


