フクロモモンガって、あの目がクリクリで、まるで空を飛ぶように滑空する、とっても可愛い生き物ですよね!小動物を飼っている飼い主さんなら、一度は「飼いたいな」って思ったことがあるかもしれません。
でも、インターネットで「フクロモモンガ 飼育禁止」って検索すると、ちょっと不安になる情報も出てきますよね。「もしかして、飼っちゃダメなの?」って心配になりますよね。
結論から言うと、フクロモモンガは、今現在も日本でペットとして飼育することができます!
ただし、実は「モモンガ」と名前のつく動物の中には、飼育が禁止されている種類があるんです。だから、「モモンガ」という名前だけでごちゃ混ぜになって、不安な情報として広まっちゃってるんですね。
この記事では、
- なぜ「フクロモモンガは飼育禁止」という話が出るのか
- フクロモモンガを飼う前に絶対知っておきたいこと(大変なことも含めて!)
- 可愛すぎるフクロモモンガと楽しく暮らすための秘訣
を、わかりやすく解説していきますね!これからフクロモモンガを迎えたいと思っている人も、すでに飼っている人も、安心して最後まで読んでみてください!
「飼育禁止」って聞くとドキッ!モモンガの種類に注意
「フクロモモンガって飼えないの?」という不安は、実は「タイリクモモンガ」という別の種類のモモンガと間違えられていることからきています。
モモンガの仲間、実は色々いるんです
私たち人間が「モモンガ」と呼んでいる動物には、主に次の3種類がいます。
| 種類 | 特徴 | 飼育のルール |
| フクロモモンガ | お腹に袋を持つ有袋類。夜行性。滑空が得意。 | ペットとして飼育OK! |
| タイリクモモンガ | リスの仲間のげっ歯類。北海道のエゾモモンガに似ている。 | 原則、飼育・輸入・販売が禁止! |
| アメリカモモンガ | リスの仲間のげっ歯類。 | ペットとして飼育OK! |
そう、ここで注目なのが「タイリクモモンガ」です。
なぜタイリクモモンガは飼育禁止なの?
タイリクモモンガは、日本の「特定外来生物」に指定されています。これは、もともと日本にいなかった生き物が持ち込まれて、日本の自然や生き物に悪い影響を与えちゃうのを防ぐための法律(外来生物法)で決まっています。
タイリクモモンガは、北海道にいる「エゾモモンガ」と見た目が似ていますが、もし逃げ出してエゾモモンガと交雑(異なる種間で子どもを作ること)してしまうと、日本の固有種であるエゾモモンガを守れなくなる可能性があるんです。
だから、2006年からタイリクモモンガを新たに飼い始めることは原則禁止になりました。「特定外来生物」に指定された動物を無許可で飼ったり逃がしたりすると、すごく厳しい罰則があるんですよ!
フクロモモンガは大丈夫!
一方、私たちがペットショップでよく見かける「フクロモモンガ」は、オーストラリアやインドネシアなどに住んでいる動物で、有袋類(ゆうたいるい)というカンガルーやコアラの仲間です。
タイリクモモンガとは種類が全く違うので、「特定外来生物」には指定されていません。だから、安心してペットとして飼うことができるんです!

飼育は禁止じゃないけど…覚悟してほしい「フクモモの真実」
飼育が禁止されていないとわかって一安心ですが、フクロモモンガ(以下、フクモモ)は、犬や猫とは全く違う、「エキゾチックアニマル」と呼ばれる種類のペットです。
「可愛い!」だけでお迎えすると、「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうことがあるかもしれません。フクモモを幸せにするために、飼う前に必ず知っておいてほしい「大変なこと」を、正直に伝えますね。
大変なこと(1):夜行性なので生活リズムが合わないかも
フクモモは夜行性です。つまり、私たちが寝ている夜から朝にかけてが、一番元気で活動的な時間なんです。
- 昼間は寝ている:せっかく「遊ぼう!」と思っても、フクモモはグッスリ寝ていることが多いです。
- 夜に活動・鳴き声:夜になると、ケージの中を走り回ったり、大きな鳴き声(「キャンキャン!」という甲高い鳴き声)を出したりすることがあります。特にマンションやアパートで壁が薄い場合は、近所迷惑にならないように防音対策が必要になるかもしれません。
- お世話のタイミング:ごはんをあげたり、遊んであげたりする時間も、夕方から夜にかけてがメインになります。朝が早い人だと、なかなかじっくり遊んであげられないかもしれません。
大変なこと(2):ニオイ対策はマスト!
フクモモは、特にオスに「臭腺(しゅうせん)」というニオイを出す場所があります。これは自分の縄張りを主張したり、仲間とコミュニケーションをとったりするために必要なものなんです。
- 強烈なニオイ:このニオイは結構強烈で、「甘酸っぱいニオイ」「油っぽいニオイ」と表現されることが多いです。
- ニオイのつく場所:ケージの中はもちろん、飼い主さんの身体や遊んでいる部屋にもニオイがついてしまうことがあります。
- 対策:こまめなケージの掃除、脱臭機や空気清浄機の使用、そしてニオイの原因となる「床材」の工夫など、徹底したニオイ対策が欠かせません。
大変なこと(3):病気や怪我の対応が難しい
フクモモのようなエキゾチックアニマルを診てくれる動物病院は、犬や猫の病院に比べてまだまだ少ないのが現状です。
- 病院が近くにない:万が一病気や怪我をしたときに、すぐに連れて行ける専門の病院が近くにない可能性があります。遠方の病院まで車で何時間もかけて連れて行く、なんてこともありえます。
- 費用がかさむことも:専門的な知識が必要なため、治療費が高くなることもあります。
大変なこと(4):トイレのしつけはできません
犬や猫のように「ここでトイレをしてね」というしつけは、フクモモにはできません。動いている最中や、滑空している途中でも、フンやオシッコをしてしまいます。
- お掃除が大変:ケージ内はもちろん、部屋で遊ばせるときも、あちこちにフンやオシッコが落ちる覚悟が必要です。
- 衛生管理:清潔な環境を保つために、毎日の掃除がとても大切になります。

でも、やっぱりフクモモが可愛すぎる理由
色々と大変なことを伝えましたが、それでも多くの人がフクモモに夢中になるのは、それを上回るほどの魅力があるからです!フクモモの最高のメリットを3つ紹介しますね。
メリット(1):究極の「ベタ慣れ」ペット
フクモモはとても社会性が高い生き物で、群れで生活します。一度飼い主さんを「仲間」と認識すると、もう究極に甘えん坊になってくれます。
- ポーチでぬくぬく:日中は、飼い主さんが身につけたポーチの中や服の中で、ぬくぬくと寝ていることが多いです。まるで自分の体の一部みたいで、どこへ行くにも一緒!
- スキンシップ:手に乗せて優しく声をかけたり、おやつをあげたりすると、すり寄ってきて、「カニさん(クラビング)」という音を立てて甘えてくれます。この時間が、もうたまらなく幸せです!
- 飼い主さんの匂いが大好き:飼い主さんの匂いがついたものに安心するので、匂い袋やポーチを交換してあげると、とっても喜びます。
メリット(2):まるで空飛ぶ天使!「滑空」の姿
フクモモ最大の魅力は、なんといっても「滑空(かっくう)」です。前足と後ろ足の間にある「飛膜(ひまく)」を広げて、風に乗ってスーッと滑り降りる姿は、まさに空飛ぶ天使!
- 室内散歩(部屋んぽ):安全な部屋で遊ばせるとき、高いところから飼い主さんの肩めがけて飛んできてくれることもあります。この瞬間は、感動モノですよ!
- 見ていて飽きない:ケージの中で枝やロープをよじ登ったり、くるくる回ったり、活発に動く様子を見ているだけで、時間を忘れて癒されます。
メリット(3):意外と長寿!長く一緒にいられる
フクモモは、他の小動物(ハムスターなど)に比べて比較的長寿です。適切な飼育環境と食事で、7年~10年、中には15年以上生きてくれる子もいます。
長く一緒にいられるということは、その分愛情を注げる時間もたっぷりあるということ。人生の大きなイベントをフクモモと一緒に過ごせるのは、本当に素晴らしいことですよね。

フクモモを迎えるなら!環境づくりのチェックリスト
「大変なこともわかった!それでもフクモモを迎えたい!」そう決めたあなたのために、フクモモが快適に暮らせるための環境づくりの基本をまとめておきますね。
① 最高の住まい「ケージ」選び
フクモモは木の上で暮らす生き物なので、「横幅よりも高さがあるケージ」を選ぶのが基本です。
- 高さ:できるだけ高さがあるものを選び、上下運動ができるようにしてあげましょう。
- レイアウト:ケージの中に、登れる木やロープ、ハンモック、そしてお気に入りの寝床(ポーチや巣箱)を設置してあげましょう。ポーチは布製だと温かいですが、爪が引っかからないように注意が必要です。
- 脱走防止:フクモモは手が器用で賢いので、簡単なロックだと開けて脱走することがあります。必ずロック機能がついているか、自分で追加のロックをつけられるか確認しましょう。
② 快適な温度・湿度管理
フクモモは、暑すぎても寒すぎても体調を崩しやすい繊細な動物です。
- 適温:だいたい25℃前後(20〜30℃くらい)が理想です。日本の夏と冬は特に注意が必要です。
- 温度対策:夏はエアコンで涼しく、冬はペット用のヒーター(ケージの下に敷くタイプや、ケージの上から温めるタイプ)を使って、ケージ内の温度を一定に保ってあげましょう。
- 乾燥:乾燥しすぎも良くないので、湿度もチェックしてあげると安心です。
③ 栄養満点のゴハン
フクモモは、野生では樹液や花の蜜、昆虫などを食べる雑食です。バランスの取れた食事が長生きの秘訣です。
- 主食:専用のフクロモモンガ用フード(ペレット)をメインにあげましょう。栄養がしっかり計算されています。
- 副食:動物性タンパク質(ミルワーム、コオロギ、ペット用チーズ、ゆで卵など)や、果物(リンゴ、ブドウ、バナナなど)、野菜(小松菜、ニンジンなど)もバランスよく与えます。
- 注意:ネギ類、アボカド、チョコレートなど、中毒を起こす食べ物は絶対に与えないでください!
④ 毎日の健康チェック
フクモモは体調が悪いのを隠すのが得意なので、毎日のチェックが欠かせません。
- ごはんの量:前日よりも食べる量が減っていないか。
- フンやおしっこ:色や形、量に変化はないか。下痢は特に危険です。
- 体の様子:毛並みが悪くなっていないか、目や鼻に異常はないか、怪我はないか。
- 行動:いつもより元気がない、または逆に落ち着きがないなど、普段と違う行動はないか。
何か「おかしいな?」と感じたら、すぐに専門の動物病院に相談しましょう。

まとめ:フクロモモンガは最高に魅力的だけど、責任重大!
「フクロモモンガ 飼育禁止」という不安は、別の種類のモモンガと間違えられた情報から来ているものでした。フクロモモンガ自体は、日本でペットとして飼育が可能です!
ただ、飼育は禁止されていなくても、命を預かる責任はとても重いです。
可愛い!癒される!というメリットの裏側には、夜泣き・ニオイ・専門的なお世話という大変さも隠れています。
- その子の寿命が尽きるまで、約10年間、毎日しっかりお世話できる?
- 夜の騒音やニオイを、家族や近所の人に理解してもらえる?
- 病気や怪我をしたとき、専門病院に連れて行く費用や時間を確保できる?
この3つの質問に、胸を張って「Yes!」と言えるなら、フクロモモンガはあなたにとって最高のパートナーになってくれるはずです!
フクモモは、あなたが愛情を注いだ分だけ、それ以上の愛情で応えてくれる、本当に素晴らしい生き物です。フクモモとの生活が、幸せと笑顔でいっぱいになりますように!


