アフリカヤマネって、実は「森の妖精」なんて呼ばれることもあるくらい、木登りが得意で活発な子たちなんです。だから、ハムスターと同じようなお家でいいのかな?って思うと、ちょっと失敗しちゃうかも。
まずは、ヤマネたちが毎日「最高!この家、超落ち着くわ〜」って思えるような、ケージの基本から一緒に見ていきましょう。

なぜ「高さ」が一番大事なの?
アフリカヤマネの一番の特徴は、なんといっても「高いところに登るのが大好き」ってこと。地面をトコトコ走るよりも、枝から枝へぴょんぴょん飛び跳ねる方が得意なんです。
だから、ケージを選ぶときに一番に見てほしいのは、横幅よりも「高さ」です。背が高いケージを用意してあげると、ヤマネは「おっ、ここは登りがいがあるな!」って喜んでくれますよ。
もし低いケージに入れちゃうと、運動不足になってストレスが溜まっちゃうんです。人間でいうと、天井がめちゃくちゃ低い部屋で一生過ごすようなもの。それってちょっと息苦しいですよね?だから、しっかり背伸びできる高さがあるお家を選んであげてください。
脱走の天才!?隙間には要注意
ここ、テストに出るくらい大事なポイントです。アフリカヤマネは、僕たちが想像する以上に「体がぐにゃぐにゃ」で、ほんの少しの隙間があればスルッと抜け出しちゃいます。
「え、こんなところから!?」っていう1センチくらいの隙間でも、彼らにとっては立派な出口。一度お部屋の中に逃げちゃうと、小さくてすばしっこいから捕まえるのが本当に大変なんです。
なので、網目が荒いケージ(鳥かごみたいなタイプ)は、実はあまりおすすめしません。網の隙間から「じゃあね〜!」って遊びに行っちゃう可能性があるからです。選ぶなら、隙間が全くない水槽タイプや、専用のアクリルケージが安心ですよ。

どんなタイプのケージがあるの?それぞれのメリット・デメリット
「高さが大事なのはわかったけど、具体的にどんなケージを買えばいいの?」ってなりますよね。お店に行くと色々あって迷っちゃうと思うので、代表的な3つのタイプを比較してみます。
自分のライフスタイルや、お部屋の雰囲気に合うのはどれか想像しながら読んでみてくださいね。
クリアで中が見えやすい「水槽・プラスチックケース」
まずは、一番手に入りやすいのがこのタイプ。 メリットは、なんといっても「隙間がないから脱走できない」ことと「中がよーく見える」ことです。
ヤマネが寝ている顔や、ご飯を食べている姿をじっくり観察したいなら、透明度が高い水槽は最高です。冬場もヒーターの熱が逃げにくいから、寒さに弱いヤマネには優しい選択肢になります。
ただ、デメリットとしては、空気がこもりやすいこと。夏場はちょっと蒸し暑くなっちゃうので、フタをメッシュにするなどの工夫が必要です。あとは、重たいからお掃除のときにちょっと気合がいるかもしれませんね。
軽くてオシャレな「アクリルケージ」
最近、飼い主さんの間で人気なのがアクリルケージ。 これのいいところは、とにかく「見た目がキレイ」で「軽い」こと!お部屋に置いてもインテリアに馴染むし、女子大学生のお部屋にあっても全然違和感ないくらいオシャレです。
また、最初から「高さ」を意識して作られているモデルが多いので、ヤマネの運動不足解消にもぴったり。
ただ、ちょっとお値段が高いのが悩みどころ。バイト代を貯めて買う価値はあるけど、最初は「うっ、高いな…」って思うかもしれません。でも、長く使うことを考えたら一番コスパがいいかも、と僕は思います。

通気性バツグンの「金網ケージ」
昔ながらの網でできたケージです。 メリットは、空気がスースー通るので夏場が涼しいことと、網に足をかけて登れること。
でも、アフリカヤマネに関しては、個人的にはあまりおすすめしません。さっきも言った通り、隙間から逃げちゃうリスクが一番高いからです。もし使うなら、網目が数ミリ単位のめちゃくちゃ細かいものを選ぶ必要があります。
あと、冬は風通しが良すぎて冷えちゃうので、しっかり毛布を被せたり、周りを囲ったりする対策が必須になります。ちょっと上級者向けかもしれませんね。
ケージの中を「ヤマネの楽園」にする魔法のアイテム
箱が決まったら、次は中身です。 ガランとした部屋だと、臆病なヤマネは怖がって隠れっぱなしになっちゃいます。「ここは安全な遊び場なんだ!」って思ってもらえるように、中身を充実させていきましょう。
隠れ家は多ければ多いほどいい!
アフリカヤマネは、もともと外敵に見つからないように隠れて暮らす動物です。だから、ケージの中に「隠れる場所」がないと、常にビクビクして疲れちゃいます。
木製のお家や、ココナッツの殻でできたシェルターなどを、ケージの上下にいくつか置いてあげてください。 「今日はこっちで寝ようかな」「午後はあっちの別荘に行こう」みたいに、ヤマネが気分で選べるようになると最高ですね。
止まり木とステップでジャングル化
ヤマネは地面を歩くより、枝の上にいる方が落ち着きます。 公園で拾ってきた枝(ちゃんと消毒してね!)や、市販の止まり木をケージの中に張り巡らせてあげましょう。
このとき、ただ横に渡すだけじゃなくて、斜めにしたり、上下に複雑に組み合わせたりすると、ヤマネが「わーい!アスレチックだ!」ってテンション爆上げで走り回ってくれます。

足に優しい回し車
意外かもしれませんが、ヤマネも回し車が大好きです。 夜中になると、信じられないくらいのスピードで爆走します。
選ぶ時のポイントは、足が網目に挟まらない「パネルタイプ(隙間がないもの)」を選ぶこと。ヤマネの足は細くて繊細なので、網タイプだと怪我をしちゃうことがあるんです。 静音タイプを選べば、夜中に走り回っていても僕たちの睡眠を邪魔されないので安心ですよ(笑)。
忘れちゃいけない!温度管理と設置場所のヒミツ
ケージが決まって中身もバッチリ!でも、置く場所を間違えるとヤマネが体調を崩しちゃうかも。 特にアフリカヤマネは「寒さ」にめちゃくちゃ弱いです。
寒いと「冬眠」しちゃう!?
アフリカヤマネは、気温が下がると体を丸めて動かなくなる「冬眠(擬似冬眠)」に入ることがあります。 「え、寝てるだけでしょ?」と思うかもしれませんが、これ、実は命に関わるくらい危険な状態なんです。飼育下での冬眠は、そのまま起きられなくなっちゃうことが多いから。
なので、一年中だいたい 25度前後 をキープしてあげてください。 冬はペット用のパネルヒーターをケージの下に敷いたり、エアコンをつけっぱなしにするなどの対策が必要です。「ちょっと電気代が…」って思うかもしれないけど、ヤマネの命を守るための大切な投資だと思ってくださいね。
静かな場所が一番
ヤマネは耳がとってもいいです。 テレビの真横や、ドアの開け閉めが激しい場所だと、びっくりしてストレスが溜まっちゃいます。
お部屋の中でも、直射日光が当たらなくて、なるべく静かな落ち着ける場所にケージを置いてあげてください。 「僕たちの気配は感じるけど、うるさすぎない」くらいの距離感が、ヤマネにとっても一番心地いいみたいです。

お掃除とメンテナンス:きれいな家で長生きしてもらおう
どんなにいいケージでも、汚れっぱなしだと病気の原因になっちゃいます。 でも、毎日大掃除をすると、自分の匂いが消えてヤマネがパニックになることも。適度なバランスが大事です。
毎日のルーティンはシンプルに
毎日のノルマはこれだけ。
- 食べ残したご飯を捨てる
- お水を新鮮なものに変える
- 目立つ汚れ(うんちなど)をサッと取る
これだけで十分です。ヤマネは自分の匂いがついていると安心するので、全部をピカピカにしすぎないのがコツ。
月に一度の大掃除
1ヶ月に1回くらいは、ケージを丸洗いしてあげましょう。 このときは、ヤマネを別の小さなケースに移して、安全な場所で待っててもらいます。
洗剤を使う場合は、ペットに優しい無香料のものか、お湯だけで洗うのがおすすめ。匂いが強い洗剤を使うと、ヤマネが「僕の家が知らない匂いになってる!」って驚いちゃいますからね。

まとめ:ヤマネとの幸せな毎日は「いいケージ」から始まる
いろいろお話ししてきましたが、アフリカヤマネのケージ選びで大切なことをまとめるとこんな感じです。
- 「高さ」があるケージを選んで、運動不足を防ぐ!
- 「隙間」がないタイプを選んで、脱走を絶対に防ぐ!
- 「温度」を25度前後に保って、命を守る!
- 「隠れ家」と「止まり木」をたくさん入れて、アスレチックを作る!
アフリカヤマネは寿命が4〜6年くらいと言われています。 その長い時間を、どんなお家で過ごさせてあげるかは、飼い主である僕たちの腕の見せ所ですよね。
最初はお金もかかるし、準備も大変かもしれないけど、準備万端でお迎えした後のヤマネとの生活は、本当に癒やしの連続です。
夜、暗い部屋でコッソリ覗いたときに、一生懸命枝を渡ったり、回し車で走ったりしている姿を見ると「あぁ、このケージにして良かったな」って心から思えるはずですよ。
ぜひ、あなたとヤマネにとって最高の「理想のお家」を作ってあげてくださいね!


