シマリスって、ちっちゃくて、ほっぺたをパンパンにして、本当に可愛いよね。でも、冬になると「冬眠(とうみん)」っていう、飼い主さんにとってはちょっと怖いイベントが待ち構えているんだ。
「冬眠って、クマみたいに寝てるだけでしょ?」って思うかもしれないけど、お家で飼っているシマリスにとっての冬眠は、実は命がけのギャンブルみたいなものなんだよね。
今日は、大切なシマリスを守るために、冬眠のホントのところや、冬をぬくぬく過ごしてもらうためのコツを、僕と一緒に楽しく学んでいこう!

そもそも「冬眠」ってどんな状態?
まずは、シマリスが冬眠するとどうなっちゃうのかを話すね。
簡単に言うと、冬眠は「超・省エネモード」に入ることなんだ。冬って外は寒いし、食べ物も全然ないでしょ?だからシマリスたちは、自分の体の動きをギリギリまで止めて、体力を温存しようとするんだ。
心臓のバクバクが止まりそうになる!?
冬眠中のシマリスは、普段の元気な姿からは想像できないくらい、体が冷たくなって、呼吸もほとんどしなくなるんだよ。
普段は「トクトクトク!」って速い心臓の音が、冬眠中には「……トク……」って数分に一回くらいになっちゃうこともあるんだ。これ、初めて見た飼い主さんは「えっ、死んじゃってる!?」ってめちゃくちゃ焦ると思う。
でも、体は冷たくても、わずかに動いていたり、少しずつ呼吸をしていたりするんだ。これが野生の知恵なんだけど、お家で飼っている場合は、ちょっと話が変わってくるんだよね。

野生とペットの違いを知っておこう
野生のシマリスは、地面の下に深い穴を掘って、そこにたくさんのドングリとかを貯め込んで冬を越すんだ。でも、お家の中は野生の環境とは全然違うよね。
お家のケージの中だと、穴を深く掘ることもできないし、温度も急に上がったり下がったりしがち。だから、中途半端に冬眠しちゃうのが一番危ないんだ。
エネルギーが足りないのに体が冬眠モードに入っちゃうと、そのまま目が覚めなくなっちゃうこともある。これを「擬似冬眠(ぎじとうみん)」って言ったりするんだけど、これは飼い主として一番避けたいことなんだ。
冬眠させちゃダメって本当?
結論から言うと、お家で飼っているシマリスは「冬眠させない」のが基本だよ。
「自然の摂理なんだから、冬眠させたほうが健康なんじゃない?」って思うかもしれないけど、実は飼育下のシマリスが冬眠して無事に春を迎えられる確率は、そんなに高くないんだ。
なんで冬眠は危険なの?
冬眠って、実はシマリスの体にとってものすごい負担なんだよね。
寝ている間も、体の中では生きるための最低限のエネルギーが使われている。でも、飼育されているシマリスは、野生の子みたいに「完璧な冬眠の準備」ができているわけじゃない。
栄養が足りなかったり、部屋がちょっと暖かくなって目が覚めちゃったりすると、そこで体力を一気に使い果たして、力尽きちゃうことがあるんだ。だから、僕ら飼い主ができる最高のお手伝いは、シマリスが「あ、冬眠しなくていいんだ!」って思えるくらい、温かくて快適な環境を作ってあげることなんだよ。

冬眠のサインを見逃さないで!
冬が近づいてくると、シマリスの様子がちょっと変わってくることがあるよ。
- あんまり動かなくなった
- ご飯を食べる量が減った
- 巣箱から全然出てこない
- 触っても反応が鈍い
こういうサインが出たら要注意。シマリスの体が「そろそろ寝ようかな……」って準備を始めちゃっている証拠なんだ。もし体が冷たくなっていたら、ゆっくり温めてあげて、冬眠モードに入らせないようにしよう。
シマリスを冬眠させないための「ぬくぬく作戦」
じゃあ、具体的にどうすればシマリスが冬を元気に乗り切れるのか、具体的な作戦を伝授するね!
ポイントは「温度」と「光」と「ご飯」の3つだよ。
エアコンとヒーターのダブル使いが最強
一番大事なのは、やっぱり温度管理。冬の夜中や明け方は、お部屋の温度がグンと下がっちゃうよね。
理想は、ケージの周りを20度から25度くらいにキープすること。 エアコンをつけっぱなしにするのが一番安心だけど、電気代も気になる……っていう人は、小動物用のパネルヒーターをケージの下や横に敷いてあげてね。
ただし、ケージ全部を温めちゃうのはNG。シマリスが「暑いな」と思ったときに逃げられる場所を作っておくのが、デキる飼い主のテクニックだよ。

「まだ昼間だよ!」って思わせる工夫
シマリスは、日が短くなって暗い時間が長くなると「あ、冬が来たな」って感じるんだ。
だから、冬でも昼間はしっかりカーテンを開けて日光を入れたり、夜でも決まった時間までは電気をつけておいたりして、体内時計を狂わせないようにしてあげよう。
「今はまだ活動する時期だよ!」ってシマリスの脳に教えてあげる感じだね。
ご飯のパワーで寒さを吹き飛ばせ
冬は体を温めるために、いつもよりエネルギーをたくさん使うんだ。だから、ご飯の内容もちょっと豪華にしてあげよう。
脂質が多いヒマワリの種やナッツ類は、あげすぎると太っちゃうけど、冬の間はちょっとだけ多めにあげても大丈夫。しっかり脂肪を蓄えて、寒さに負けない体を作らせてあげてね。
もちろん、新鮮なお水も忘れずに。冷たすぎるお水だと飲むのを嫌がっちゃうこともあるから、常温のお水をこまめに替えてあげよう。
もし冬眠しちゃったらどうする?
どんなに気をつけていても、急な冷え込みでシマリスが丸まって動かなくなっちゃうことがあるかもしれない。そんな時、パニックになって「お湯をかける」とか「ドライヤーで急激に温める」のは絶対ダメだよ!
ゆっくり、じっくり温めよう
もしシマリスの体が冷たくなって寝ていたら、まずは自分の手で包んであげて、自分の体温でゆっくり温めてあげて。
あるいは、タオルを巻いたカイロをそばに置いて、少しずつ部屋の温度を上げていこう。急に熱くすると、心臓に負担がかかってショック死しちゃうことがあるんだ。
「おーい、起きてー!」って優しく声をかけながら、時間をかけて起こしてあげるのが正解。

目が覚めた後のケア
シマリスが目を開けて動き出したら、まずは一安心。でも、体の中のエネルギーは空っぽの状態なんだ。
すぐにエネルギーになる、ブドウ糖を溶かしたお水や、小動物用のゼリーを口元に持っていってあげてね。自力で食べられるようになるまで、しっかり見守ってあげることが大事だよ。
そして、一度冬眠しかけた子は、そのあとも冬眠しやすくなっているから、設定温度をいつもより少し高めにして、絶対に再発させないように注意してね。
貯金(貯食)はシマリスの楽しみ
冬になると、シマリスが必死に巣箱に食べ物を運ぶ姿を見るようになるよね。これは「貯食(ちょしょく)」っていう習性なんだ。
「そんなに溜め込まなくても、毎日ご飯あげるのに……」って思うかもしれないけど、これは彼らにとっての本能。
巣箱の掃除はほどほどに
せっかく貯めた宝物を勝手に全部捨てちゃうと、シマリスは「食べ物がなくなった!冬を越せない!」ってパニックになっちゃう。
冬の間は、巣箱の掃除もちょっと控えめにしてあげよう。生もの(野菜や果物)が腐っていないかチェックするのは大事だけど、乾燥した種とかは少し残してあげると、シマリスも安心して冬を過ごせるんだよ。

ふかふかの寝床を作ってあげよう
冬用のベッドも重要だよね。 ペットショップで売っている「ハムスター用の綿」は、実はシマリスの足に絡まったり、飲み込んで詰まらせちゃったりする危険があるから、あまりおすすめしないんだ。
代わりに、新聞紙を細かく裂いたものや、キッチンペーパー、小動物用のチモシー(乾燥した草)をたっぷり入れてあげて。自分で一生懸命編み込んで、最高に寝心地のいいお布団を作るはずだよ。
飼い主さんの不安を解消!冬のQ&A
ここで、よくある質問を解決していくね。
- Q暖房代が心配なんだけど、何かいい方法ある?
- A
わかる、一人暮らしだと特にきついよね(笑)。でも、シマリスの命には代えられない!ケージを段ボールやアルミシートで囲って、熱を逃がさないようにするだけでも全然違うよ。100均の保温シートをケージに巻くのは、かなりコスパいいから試してみて!
- Q冬になると全然懐かなくなって、噛んでくるんだけど……
- A
それ「タイガー期」ってやつかもしれない!冬に向けてシマリスが「自分の食料を守らなきゃ!」って野生のスイッチが入っちゃうんだよね。寂しいけど、これは時期的なもの。無理に触ろうとせず、春になって優しくなるのを待ってあげて。
- Q冬でもお散歩(部屋んぽ)させていいの?
- A
お部屋がしっかり暖まっていればOK!でも、床の方は意外と冷えてるから気をつけてね。冷たいフローリングをずっと走らせるのは体が冷えちゃう原因になるから、カーペットの上だけにするか、時間を短めにしてあげよう。

シマリスとの冬を最高に楽しむために
冬はシマリスにとっても、僕ら飼い主にとっても、ちょっとだけ大変な季節。でも、ぬくぬくの寝床で丸まって寝ている姿や、一生懸命ご飯を貯めている姿を見られるのは、冬ならではの楽しみでもあるんだ。
毎日のおはようチェック
冬の朝、ケージを覗くときはいつもドキドキするよね。「ちゃんと生きてるかな?」って。
ケージを開ける前に、まずは「おはよう!」って声をかけてみて。巣箱から「もぞもぞ……」って音がしたり、鼻先をちょこんと出したりしてくれたら、それだけでその日はハッピーになれるよね。
もし反応がなかったら、優しく巣箱をコンコンしてみて。そうやって毎日コミュニケーションをとることが、小さな変化に気づく一番の近道だよ。
季節を感じる暮らし
シマリスを飼っていると、人間が忘れがちな「季節の移り変わり」にすごく敏感になれるんだ。
「あ、寒くなってきたからヒーター出さなきゃ」とか「日が短くなったから電気つけてあげよう」とか。そうやってシマリスのために一生懸命になる時間は、きっと君にとっても素敵な思い出になるはず。

まとめ
シマリスの冬眠について、いろいろお話ししてきたけど、最後に大事なことをまとめるね!
- ペットのシマリスは冬眠させないのが基本!
- 温度は20度〜25度をキープして、ヒーターを活用しよう。
- 「擬似冬眠」は命に関わるから、とにかく温かくしてあげて。
- ご飯は高カロリーなものを少し増やして、スタミナをつけよう。
- 冬の凶暴化(タイガー期)は一時的なもの。優しく見守ろう。
シマリスは本当に繊細な生き物だけど、その分、僕らが愛情をかけた分だけしっかり応えてくれるんだ。
「これってどうなの?」って不安になったら、一人で悩まずに、エキゾチックアニマルを見てくれる獣医さんに相談するのも忘れずにね。
この冬、君と君のシマリスが、トラブルなく最高にぬくぬくな毎日を過ごせるように応援してるよ!



